30週で切迫早産
腰とお腹が同時にぎゅーっとくるのが10分感覚でくるなぁと呑気に感じていました(汗)陣痛だったとは。
出産予定日より2ヶ月早かった出産。
入院準備も何も出来ていなかったのでバタバタの出産でした。
あれもこれもないから持ってきて〜!と主人に色々買ってきてもらったのは今やいい思い出です(涙)
張り止めの点滴をしても下腹部の痛みは収まらず、最初は隣町の産婦人科で出産予定だったけど子宮口が開いてしまい、提携している病院へ緊急搬送されました。人生初の救急車!!
本当は34週頃に赤ちゃんの肺は成熟してくるそうです。私の場合は30週とまだ早かったので肺を早く成熟させる注射(名前忘れちゃいました)を24時間毎に1本打って合計2回は注射をしたいと先生から言われました。
仮に2本目打てなくても問題はないそうです。実際1本しか打てませんでした。
搬送される前に導尿バルーンカテーテル入れられたのですが、めちゃくちゃ痛かったです…。カテーテル入っているのでトイレには行かずお腹にも赤ちゃんの心音を測るモニタを付けられ一晩過ごしました。
ずっと寝ていたからかおしるしが出ている事に全然気づかず、看護師さんから「あ、おしるし出てるね、ほら」と見せられました。
そのまま朝の6時くらいに分娩室に移動して11時くらいに出産しました。
子宮口が広がるまでは陣痛でめちゃくちゃ痛い、と妊娠中にエッセイで読みあさっていましたが、私の場合痛い波は来るけどそこまでキツくなく気付けば8㎝まで広がり助産師さんもあまり痛がらなかったね、と驚いていました。個人差ってすごい…
1310gで生まれた我が子:つーちゃん。
1310gでも陣痛は痛くて苦しかったから2000g以上の赤ちゃんをお腹に宿して出産するお母さんはすごい…
産声は私的には大きかったように聞こえたけど、先生にとっては声がやっぱり小さいね、と言われました。
そのままつーちゃんは保育器に入れられてNICUへ。色んな検査をするようです。私は胎盤を出して会陰切開したので縫われてヘトヘト状態でした。
NICUへ
出産直後、車椅子に乗ってNICUに行きました。つーちゃんは保育器の中で色んな機械に繋がれ酸素呼吸器もつけていました。
姪っ子が産まれた時の大きさを見ていたので、つーちゃんを見た時はびっくり!両手にすっぽり収まる大きさだったのです!
もう小さすぎてごめんね、しっかり産んであげられなくてごめんね、と心の中で何回も謝りました。
出産で疲れていたのであまり長居はせずに病室で休息。産後陣痛に悩まされながらもしっかり寝てました。
2日目にNICUに行くと、気持ちは落ち着いて1回目よりはつーちゃんを観察してました。オムツは新生児用サイズよりも小さいSSサイズ!
つーちゃんは口に胃管チューブをして最初はミルク1CCから飲んでました。搾乳をするけどなかなか母乳が出なかったです。
しかも搾乳しているとなぜか悲しい気持ちになりました。調べたら授乳で気持ちが下がること「不快性射乳反射」があるみたいです。人体は不思議。
まだ肺機能が未熟だったのでお鼻に呼吸器がついているのですが、なんというか豚の鼻のようになってこれは跡がつかないのかめちゃくちゃ心配になりました。
このまま大きくなれば肺機能も発達していけば呼吸器は取れるそうですが早く取れろ〜とお祈り!
手指消毒して保育器の中に手を入れて初めてつーちゃんに触れる事も出来ました。暖かくて柔らかくて感動!昨日までお腹の中にいたんだよね?もう世の中に飛び出てきたんだよね?もう感無量でした。
他のお母さん達も頑張ってる
NICUはつーちゃんの他にも2、3人ほど赤ちゃんがいました。ちらっと見えましたが呼吸器やチューブをつけ小さいのに必死に頑張っているんだ、と思うと私も悲しんではいられないな、と思いました。
この時できる事は搾乳!3時間毎に必死に搾乳しました。
出産したばかりなのか車椅子に乗って赤ちゃんに会いにきていたお母さんもいました。その隣は入院着を着ているお母さん。2人とも保育器に手を入れて我が子を撫でていました。
私だけじゃない。皆不安の中頑張ってるんだよね!
私が入院していた病院は昼と夜の2回、1時間の面会ができました。コロナ対策で父親は面会室で15分のみ。つーちゃんには生まれた時にしか会えていません。
この時はコロナが多かったから仕方ない…
入院中、授乳やおむつ替え、沐浴指導もあるだろうけど、NICUにいる為私は何もできず…。
とりあえず乳房マッサージや搾乳を3時間毎にしていました。夜は眠くて寝てましたが…。
看護師さんの乳房マッサージは痛くて本気で泣くところでした。
早く生まれた子は頭と目の血管が弱いらしく脳のMRIと眼科検診を行うことに。特に問題はなくて一安心。
入院中の楽しみはつーちゃんに会いに行くか、ご飯の時間くらいでした(笑)
身近に同じ境遇の方達がいた
出産予定日の1ヶ月前から産休を取る予定でしたが、急遽入院出産だった為、産前休暇は無しでした(泣)ちょっと楽しみにしていたのに…。
少しずつ仕事の引き継ぎ準備はしていましたが、引き継ぎの挨拶も碌に出来ずじまい。入院になった日は職場は定休日でしたが上司に連絡。
出産後落ち着いてからもしばらくは職場への連絡を取っていました(汗)
そしてその時知ったのは、なんと上司も実は子どもが切迫早産だったとの事!
仕事終わりに1時間以上かけて病院まで面会に行っていた様です。
つーちゃんよりは少し大きく産まれたようですが、それでも手のひらに収まるぐらいで、心配が尽きなかったようですが、今や縦に横に大きくなっている様です!
また私は知らなかったのですが、親戚も子どもが切迫早産だったそうです。生まれつき心臓が悪かったようですが、手術をして今はもうガタイが良いです。
今は医療が進歩しているから大丈夫、と言われていましたが、やっぱり保育器に入っている我が子を見ると本当に大丈夫なのか心配になります。
でも切迫早産だった家族、小さく生まれてもしっかり成長している話が身近にあると安心しました。
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