胃食道逆流と言われる
NICUに入院してから約2ヶ月程経ってから、つーちゃんは胃食道逆流と言われました。
赤ちゃんは大人の胃と違ってカーブをしておらず、胃の入り口が閉じられていない為、胃から逆流しやすいです。新生児はよく吐き戻しが多いので生理現象の様です。
つーちゃんは吐き戻しが多いのでレントゲン検査をしてくれました。ミルクに似せた水を飲ませてどれくらいの量で逆流するのか見ます。50ml程で胃から逆流してたようです…
対策としては、ゲップや縦抱きをする事、一回のミルク量を減らしたり胃食道逆流の子向けのとろみのあるARミルクを飲ませる事になります。
大半は生後12ヶ月〜18ヶ月までに自然消滅するそうです。
妊娠中から子育てエッセイで、胃食道逆流の記事を読んだ事があるので特に気にしていなかったのですが、これが後ですごくすごくすごく大変な事態を巻き起こす事になるのです…
突然ミルクを飲まなくなる
NICUにいた時はミルクを全部飲んでいたつーちゃん。
朝昼晩と薬も一緒にミルクと混ぜて飲ませていました。本当は白湯に薬を飲ませた方がいいみたいです。味が分かり始めると薬を混ぜていないミルクも嫌がるそうです!その為途中で白湯へ変えました。
生後5ヶ月で片方の腎臓を摘出し、小児科へ移動してきた頃から突然つーちゃんがミルクを飲まなくなってきました。
赤ちゃんは途中でミルクを飲まなくなり、遊び飲みをしだす事もあるので時間を掛けながら飲ませれば大丈夫だろうと呑気に考えていましたが…
もう本っっっ当に飲まなくなりました!!(大泣)
お腹を空かせようと思って時間をたっぷり空けても飲まず…
哺乳瓶の乳頭を変えても飲まず…(ピジョンの母乳実感が柔らかいのでそれしか与えませんでした)
ミルクを変えたら飲む事もあるそうですが、胃食道逆流なのでARミルクしか上げられず詰みました…
ミルクを100ml作っても10〜30しか飲まず、ひどい時は全く飲みません。
今まで飲んでいた白湯に溶かした薬さえも飲まなくなりました。
原因は不明ですが、ネフローゼで腸が浮腫んで飲みにくいのか、満腹感があり飲みたくないのかもしれません。
お腹も張っていたのでガスを出す為に肛門刺激でオナラや便を出すように奮闘しましたが結果惨敗。
小児科に移動した時にアルブミン点滴を24時間から減らしていったので、それが原因かもしれないと、24時間点滴に戻しましたがそれも結果惨敗。
経管栄養へと変更
先生と相談して鼻から直接胃へチューブを入れて、飲まないミルクと薬を経管栄養で入れる事になりました。
胃菅チューブを入れる事は大人でも苦しいのに(泣)2週間でチューブを入れ替えますがその度に泣き叫ぶつーちゃんを見るのは辛いです…。
チューブを入れた直後にまさかのミルクを120ml飲んだのでこれはすぐにチューブ取れるね♪と思っていましたが、これ以降全く飲まず。
奇跡のミルク飲みでした…。
経管栄養はミルクを飲ませる前に、チューブがちゃんと胃に入っているか、まずシリンジに空気を少し入れてチューブと繋ぎ空気を送り、聴診器で胃から音がするか確かめます。
そしてボトルにミルクを入れて経管栄養ポンプにセットします。
病院内で使ったのは「カンガルーポンプ」です。
最初は看護師さんを毎回呼んでセットしてもらっていましたが、教えてもらい、私も出来る様になりました。
色々洗うのも増えて面倒くさいので(大雑把なもので…)
体重が増えて口からしっかり飲めるようになれば経管栄養も終わる!と前向きに考えていましたが、ここで胃食道逆流の脅威が来ました…。
ミルク吐き戻しが多すぎる
経管栄養を初めて約1週間程経ってから、噴水の様にミルクを吐きました。
前触れもなかったので、めちゃくちゃ驚きました(T . T)
胃食道逆流と言われてからこんなに噴水の様に吐く姿を今まで見た事がありませんでした。
ミルクの注入速度を30分程で設定してたのですが、それがつーちゃんの胃にとっては負担だったのかもしれません。
それから胃食道逆流との闘いは始まったのです…!
吐きやすいので、1回のミルク量を減らし回数を1日8回にしました。1日のミルク量合計を当時700以上にするように先生から言われていたので、1回は最低でも90は飲ませる事にしていました。
でも1日3〜4回は大量に吐いていたのでミルクの合計量は足りてないでしょうが、それでもなんとか体重は緩やかに右上がりしていました。でも減ったり横ばいの事もあります。
そのせいなのか分かりませんが生後半年でも体重はまだ4kgでした。
退院に向けて体重増加はさせたいので毎日一喜一憂です…。
ミルク量を増やすと吐いてしまうので、注入速度を1時間にしたり、比較的吐かない時間のミルク量を増やして、吐きやすい時は量を減らしたりしていました。
ミルク中はいつ吐くかヒヤヒヤしていました。しかも1時間見張っとかないといけません。
その間大人しくしていればいいですが、そういう訳にもいきません。
寝返りができる様になると、動きたがるのでチューブを引っ張りそうになるし、動くとその分吐きやすくなります。
あまりにも吐くので先生が消化に問題があるのでは?と思い、検査をしてくれました。
検査結果としては消化に問題はなく、胃から小腸へ行く動きもスムーズだったので、本当に逆流しやすいだけの様です
まだ良かったのは、吐いた後のつーちゃんがご機嫌だった事です。苦しそうだったりいつもと違う泣き方をする事はありませんでした。
吐き戻しは肺に誤飲する可能性もあるので先生からはゼーゼーしていないか、いつもと違う呼吸をしていないかは回診時に聞かれてました。
大量に吐いた後に、ニッコニコ笑うので親の心配を本当に子どもは知らないんですね…(泣)
吐き戻し対策で用意したもの
毎日毎日吐かれているとだいぶ慣れてきて、これは吐いてしまうね、とタイミングがわかるようになってきました。
吐き戻し対策で私が使ったものを紹介します。
①おねしょシーツと使い捨てペットシート
妊娠中に2枚おねしょシーツを買っていました。
主人の職場からも2枚シーツを頂いたので、4枚をやりくりしていましたが、入院中は洗濯機を使用するのにお金がかかってしまうので使い捨てシーツと合わせて使用していました。
最初は西松屋の使い捨て防水シーツ50枚入を敷いていましたが、1日に何回も吐くのでコスパがあまり良くなかったです。
それで薬局に売ってあるペット用の使い捨てシートに変更しました。
ディスカウントドラッグコスモスのプライベートブランド【standard day】で、ワイドサイズ90枚入りです。
②サイズダウンしたオムツとお皿
口から吐いたミルクをサイズダウンしたオムツで受け止めていました。
オムツは吸水性があるので揚げ物した後の油入れで使われる事もあるそうです。
ミルク中にすぐに受け止めれるようにオムツをスタンバイしていました。
オムツが無くなれば100均で買ったプラスチックのお皿へ。
ただお皿で綺麗に受け止めたとしてもつーちゃんが触ってミルクをこぼしたり、吐いた勢いがすごくてお皿からピューっとこぼれる事も多かったですね。
慣れてくるとミルク中は吐く!という瞬間にサッと動かし受け止めてました。
③上体を高くする
タオルを数枚敷いて上体を高くしていました。少しでも吐きにくく‼︎
小児科の先生からはうつ伏せにする事で吐きにくい事があるよ、と言われましたが、うつ伏せが何だか怖くて試していません(汗)
後は経管栄養中に嫌がらなければ縦抱きをずっとしていました。
寝させておくよりかは吐きにくい感じでした。それでも数回吐かれて服がミルクだらけになった事もあります…。
④右向きにさせる
胃の構造上、体を右向きにさせた方が吐きにくいです。
ミルク注入中や、飲んだ後の15分間は、右に向くようにおもちゃを右側に置いたり、背中にクッションや枕を置いて左を向かせない様にしていました。
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